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平成28年度高等学校関係、教育施策の充実等に関する要望書

平成29年2月28日

埼玉県教育委員会教育長 様

埼玉県高等学校PTA連合会
会長 成田 元彦

 埼玉県高等学校PTA連合会は、埼玉県・埼玉県教育委員会が「第2期 生きる力と絆の埼玉教育プラン」に基づき、中・長期的展望に立ってさまざまな教育施策を遂行していることに深く感謝し、お礼申し上げる次第です。また、東日本大震災後の子どもたちの安心、安全に係る諸対応にも積極的に取り組まれてきたことに敬意を表しますとともに、今後も引き続き諸事業等として取り組まれることを願っております。

 さて、埼玉県高等学校PTA連合会では、平成28年度においても会員相互の協力と参加のもと、子どもたちの健全育成のため英知を結集し研究協議会や研修会などを支部単位及び県単位で開催してまいりました。そこでは青少年を取り巻く諸問題・諸課題についてテーマに沿って研究発表が行われました。県高P連の各専門委員会では、多方面にわたる話し合いの中で、教育行政への切なる願いとして以下の要望をまとめましたので、提出させていただきます。

 なお、この要望書の趣旨は、学校・家庭・地域社会のさらなる結びつきを深く願って、埼玉県教育委員会のご指導・ご鞭撻を仰ぎながら、本連合会の会員が一丸となって問題解決に取り組む姿勢を表わすものです。

高校教育全般について

1 施設設備への整備充実について

(1)教室等への空調設備の導入を積極的に推進されたい。その実現に向けて、具体的な構想を示されたい。

(2)部活動充実のために、部室・合宿所・食堂の公費による建設、及び改修を計画的かつ迅速に推進されたい。また、合宿所が冷房化されていないため、校外合宿を余儀なくされるなど、保護者の負担を重くする一因となっている。生徒の健康面からも、冷房設備を早急に設置されたい。

(3)防塵、運動場整備(夜間照明等も含む)等の総合的な環境整備対策、及び地震等の防災対策の観点からも、校舎の老朽化対策を早急かつ積極的に推進されたい。

2 学校の安全管理・防犯対策について

(1)生徒・職員の安全を確保するため、校内及び学校周辺に街灯の設置をお願いしたい。

(2)近年、急増している不審者・変質者からの被害を防ぐため、校内のセキュリティー強化策、及び通学路における防犯対策を早急に講じられたい。

3 公立高校の授業料無償化の拡大について

平成29年度県予算案をみるに、子どもが私立高校に通う家庭への支援策拡充の予算が盛り込まれているが、公立高校が生徒募集において不利にならないよう公立高校の授業料無償化の一層の拡大に努力をお願いしたい。

進路指導について

1 進路指導、キャリア教育の充実について

進路指導、キャリア教育の充実を図るためには、キャリア・カウンセリング技術の向上が必要であり、進路指導の専門家の養成が急務である。早急な対策を講じられたい。

2 進路指導、キャリア教育に係る県費支援について

生徒減少に伴う余裕教室について、進路指導のためのカウンセリング教室等への転用に係る整備費を処置されたい。

3 就職支援について

就職希望者の就業先を確保するために、より一層、企業への積極的な働きかけをお願いするとともに、県及び県教育委員会として、就業指導員配置事業の継続や拡大、就職面接会の充実等に引き続き努力されたい。

4 進学支援について

厳しい経済状況に対応するため、進学希望者への資金援助等の支援をさらに講じる必要がある。早急な対策を講じられたい。

5 大学進学率の向上策について

現役生が第一志望の大学に合格できるよう、学力向上および進学指導のさらなる充実のための施策を積極的に推進されたい。

生徒指導について

1 教育相談体制の充実について

近年、学校教育において、教育相談は、生徒の健全育成のために欠くことのできないものになっている。教育相談体制を充実させることは、いじめの根絶、中途退学防止、不登校への対応、非行防止につながり、さらには、いのちを大切にする指導にもつながるものである。これらのことに鑑み、全校へのスクールカウンセラーの配置や、養護教諭複数配置、教育相談室の設置等、教育相談体制の整備充実を目指した財政上の設置をさらに講じられたい。

2 バイクの「三ない運動」の継続実施について

バイクの「三ない運動」については、現在、「高校生の自動二輪車等の交通安全に関する検討委員会」において見直しがなされているところですが、この運動が三十数年にわたり高校生の交通安全対策として成果をおさめてきたことを踏まえて、今後とも継続実施をお願いしたい。

また、交通安全教育、防災教育を含む安全教育実施のため、各校への予算措置を講じられたい。

3 青少年の健全育成について

(1)青少年の健全育成、少年犯罪抑止の面から、学校、PTA、警察との連携を一層強化し、駅周辺等の補導システムの構築を図ってほしい。また、変質者・不審者が増加していることから、定期的に学校周辺のパトロールなど生徒の安全確保、事故防止に向けての対策を講じられたい。

(2)覚せい剤、危険ドラッグ等薬物の乱用、性非行の防止についてさらに強力な対策を講じられたい。

(3)子どもたちを取り巻く社会環境の問題(ブログ・プロフ・掲示板等を通じたネットトラブルやいじめ、出会い系サイト、スマートフォンの普及に伴う個人情報の流出、有害情報の氾濫、酒類、タバコ等の違法販売等)を浄化するため、関係機関等が一体となった対策を強化されたい。

(4)現在、IT機器(PC、携帯電話等)は、社会生活にしっかりと根付いているが、ネットトラブルやネットいじめ等が増加している状況にある。これは、情報モラル、マナー、コミュニケーション能力の観点から、大きな課題であり、今後一層の指導が必要と考えられる。特に、「ネットいじめ」の防止については、ネットパトロール等により大きな成果をあげているので、今後も財政措置を講じて是非とも継続を図られたい。

家庭教育について

1 家庭や地域の教育力向上の方策について

(1)子どもたちの問題行動や非行の実態を把握し、望ましい家庭教育のあり方の啓発を図られたい。

(2)地域の教育力を高めるためにも、市町村や各種団体が実施している活動を一層推進するとともに、地域等とPTAとの積極的な協力体制を構築されたい。

2 社会体験施設等の整備について

週休日や長期休業日等における生徒の望ましい体験の場として、社会教育施設の整備及び活用のための条件整備をさらに推進されたい。

定通教育について

1 30人学級の実現

今日の定時制では、不登校・中途退学の経験者や、外国籍の生徒数が年々増加している。また、それに原級留置者が加わることにより、1学級の中で定員以上の生徒が在籍している状況である。このような実情に鑑み、1学級の人数を30人以下とするとともに、加配を含む教職員定数の改善を図られたい。

2 定時制生徒支援に関わる対応策の充実

「課題を抱える生徒の自立を支援する共助プラン」の更なる予算増額を図られたい。

中でも、スクールカウンセラーまたはスクールソーシャルワーカーの配置増加を図るとともに、定時制専用の教育相談室の設置を推進されたい。

また、就職支援アドバイザーの派遣、多文化共生推進事業、修学奨励費貸付事業の推進など、現行支援制度の更なる予算増額を図られたい。就業体験推進事業に関しての更なる充実にも積極的に取り組まれたい。

3 「共生社会を支える特別支援教育推進事業」の充実

定時制における特別な教育的支援を必要とする生徒の増加に伴い、定時制高校支援体制推進のための予算増額を図られたい。

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