この人に聞く

1年を振り返って
埼玉県高等学校PTA連合会会長 山田明美

【写真】山田明美氏 平成20年度の総会において会長承認を受け、早くも1年が経過しようとしています。

 この間、様々な会合や研究会に参加させていただき、私にとって身の丈以上の貴重な体験をさせていただきました。

 単P会長としては、所属学校のPTA活動のことが一番気にかかることでありますが、高P連の会長の視野には県や国の教育行政の一部が見えてきます。そして、関東高P連や全国高P連の会合に参加させていただくようになり全国のPTAの仲間が抱える問題を共に考えるようになりました。ちょうど今は子どもたちの携帯電話所持の問題や薬物乱用防止などが話題になっています。

 そのような会議で得た貴重な情報を皆さんと共有しなければならないことを痛感するところです。ここで話題を次の3点に絞らせていただきます。

 まず第一に、PTA活動には研修と親睦があるということを強く印象づけられました。

 研修としてまず考えられるのは、専門委員会が再開し様々な研修が始まったことです。

 そこでは、参加者の皆様は講演会等を設け、学識経験者の話を聞き見識を深めるとともに、研究発表では自校のPTA活動の事例を検索しながら実践報告されたものと思います。

 また、地区研修旅行など研修のみならず参加者の親睦も大いに深めたことと思います。

 しかし、関東大会や全国大会のように研修を中心に考えなければ誤解を生じることもあり、羽目を外してよいというわ けにもいかず、難しい問題に直面いたします。いずれにしても、埼玉県のPTAの皆様の良識ある行動が期待されていることに間違いはありません。

 第二に、会長として参加しなければならない重要な会議もたくさんあり、内容をお知せする機会が少ないと思うことです。例えば、県が主催する委員会や県下の全高校生が一同に会した高校総体、そして来年度埼玉県で行われる「まなびピア埼玉」などにも積極的に協力していかなければなりません。各イベントや研究協議会では高P連会長として発言を求められることもあります。当然色々な学習もしなければならず大変ですが、自己研鑽ができたことを貴重な体験と考え、感謝する次第でございます。

 報告する機会が与えられればお話ししていきたいと思います。

 第三に、PTA関係の行事の多さに戸惑いました。単Pの仕事、そして高P連の仕事と基本的には年○○回くらいかなと予想を立てていましたが、予想をはるかに上回る会議等の多さに戸惑いました。

 これは単に会長職だけの問題ではなく、理事や各委員会そして支部長校の仕事をされている皆様方もきっと同じ思いかと想像いたします。そのような環境下でも関東大会、全国大会の埼玉県高P連の参加数、結束力は全国でも抜きんでていると思います。会長の立場からすればこんなに嬉しいことはありません。本当に感謝申し上げます。

 埼玉県の高P連の活動の伝統を堅持しつつ行事の精選を行い、新しい高P連活動を模索していかなければと思います。

 今後とも会員の皆様のご理解とご協力を心より祈っております。

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