第55回関東地区高等学校PTA連合会大会山梨大会報告

高P連副会長 坂戸西高校PTA会長 石井 寛

 平成21年、7月3・4日、埼高P連総勢 534名が山梨県甲府市に集い、関東大会山梨大会に臨みました。今PTAがしなければいけないこと、今後取り組まなければいけないことなどの多くの課題と直面した、有意義な大会でありました。

【写真】小俣 雅子氏の講演
小俣 雅子氏の講演
 「学びあい、高めあい、心豊かな若人の育成」をメインテーマにした、第55回関東地区高等学校PTA連合会大会山梨大会が平成21年7月3日(金)〜4日(土)の2日間にわたり、小瀬スポーツ公園武道館をメイン会場で開催された。関東各地から多くの方が歴史と感動の地、山梨に結集し、各県におけるPTA活動についての情報交換や意見交換が活発に行われ時節柄まさに暑い集会となった。全体会(初日)では、主催者として功刀(くぬぎ)関東地区高等学校PTA連合会会長の挨拶やPTA活動に対する功労者への表彰が行われた。その後の来賓祝辞では、横内山梨県知事をはじめ、多くの方々が、それぞれが特色のある心温まる祝辞を述べられ会場を大いに沸かせてくれた。全体会の最後には大会宣言文が発表され、次期開催県として神奈川県が紹介された。

【写真】全体会会場 小瀬スポーツ公園武道館(手前右埼玉団)
全体会会場 小瀬スポーツ公園武道館(手前右埼玉団)
 初日の記念講演としては、フリーアナウンサー・コミュニケーションデザイナー小俣雅子氏(ラジオ番組、吉田照美のやる気MANMANのパーソナリティーとして有名)より〜人間関係のレベルアップテクニック〜という演題で講演された。

 とても楽しい内容で、1時間20分が短く感じられる講演であった。自らの体験談を中心にした話しや参加者との意見交換も行われ、特に相手のことも自分のことも尊重するコミュニケーションの大切さを改めて感じた。

 二日目は六つの会場に分かれ分科会が行われ、各会場では、それぞれ二校からの提案(発表)が行われた。私は所属している第四分科会(家庭教育とPTA)に参加したが、発表の内容にこだわらない意見交換が活発に行われ、それぞれが参考になる事例を含むもので、参加者にとって大いに役立つであろうと思われた。
【写真】発表する、いずみ高校 山田前PTA会長
発表する、いずみ高校 山田前PTA会長

 宿泊を伴う研修ということもあり、多くの参加者とも交流することができ、改めてPTA活動の重要性を認識した山梨大会であった。我々保護者の重要な役割は子どもの未来を育成するため、進路目標を子どもに持たせ、その実現に向けてあらゆる機会を捉え、時には叱咤激励し、また、温かく見守ることではないでしょうか。健全でたくましい心身と優れた知性を持ち「人間力」をそなえた青少年を育成するためにPTA活動を更に活発化して、情報交換をすることの大切さを改めて感じた。

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