第59回 全国高等学校PTA連合会「沖縄大会」に参加して

川口市立川口高校PTA会長 小川 英次

 第五十九回全国高等学校PTA連合会大会沖縄大会は八月二十七日〜二十八日にかけ、一万一千人が集いました。開催場所は沖縄市・宜野湾市・浦添市・那覇市の四会場となり、埼玉県団は四七都道府県中最大の四二九名が参加しました。

【写真】小川 英次氏  二十七日に羽田空港発二便に分乗し亜熱帯の島、沖縄「那覇空港」に向かう。到着ゲートでは、沖縄PTAメンバーの皆さんに「メンソーレ!ようこそ沖縄へ」の横断幕と南国の異国情緒豊かな笑顔で迎えられ好印象でした。

【写真】高校生アトラクション 初日の埼玉県団は、メイン会場のコンベンションセンター展示場となり、高校生による豊富なアトラクション(空手・ダンス・舞踊)が会場の雰囲気を盛り上げました。

 開会式、表彰式が行われ、埼玉県では「平成二十一年度優良PTA文部科学大臣表彰」に熊谷商業高等学校PTA、「第五十九回全国大会会長表彰・個人」に県立草加高校の今泉君子様、熊谷商業高校の原島正明様が表彰されました。

 その後、記念講話のテーマ「〜十八歳までに育てたい食の自己管理能力〜」について新城澄枝氏(琉球大学教育学部教授)のお話をお聞きしました。

 二日目(二十八日)は各校四分科会、三特別分科会、「事例報告と研究協議」、「記念講演」、「基調講演とパネルディスカッション」に事前希望の熱心な協議会となり活発な質疑応答、意見等が述べられ有意義な分科会となりました。

《記念講話趣旨》

【写真】開会式 植物は、自ら澱粉をつくり必要な脂質やたんぱく質をつくる。人間は、動ける自由の代わりに自らの命・健康増進に必要な栄養素を他の動植物から摂取する必要がある。命を頂く感謝の心で健全な食生活・食習慣を形成していくことが必要です。高校生の調査では、朝食欠食は貧血や不定愁訴の増加、成績の不振をもたらすことが認められています。又、近年サプリメントの利用者は多いようですが、過剰摂取は有害になる可能性があります。高校卒業後は進学や就職の為、家を離れ一人暮らしを余儀なくされることも考えられます。

 ヒトが生きていくための根幹をなす食生活の自己管理能力を養っておくことは、最も優先されるべきことではないでしょうか。行政、学校、地域、家庭が連携し、高等学校を卒業する十八歳までには、生涯にわたり様々な状況下でも一貫した方法で食の自己管理が出来る能力、正しい食生活についての知識を身につけさせることが最優先されるべきことです。

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