第56回関東地区高等学校PTA連合会大会神奈川大会報告

上尾南高校PTA会長 矢島俊和

【写真】  昨年開港150周年を迎えた、国際文化都市横浜で第56回関東地区高等学校PTA連合会大会神奈川大会が平成22年7月8日(木)・9日(金)の2日間にわたりパシフィコ横浜で開催されました。メインテーマは「飛翔(はばたけ)学び行動するPTA」この合言葉の下、各県におけるPTA活動についての情報や意見交換を行うため、関東地区の高等学校PTA会員代表約5,000名が参集したとても盛大な大会となりました。

 8日(木)の全体会では、横須賀高等学校吹奏楽部の演奏や歌、金沢総合高等学校ダンス部によるジャズダンス等の素晴しいアトラクションがあり、開会式後は主催者として、岸関東地区高等学校PTA連合会会長の挨拶、松沢神奈川県知事の来賓祝辞では、県下の高等学校で取り組んでいるシチズンシップ教育の紹介があり、今年は、政治参加教育としての参議院選の模擬投票、来年度は法律参加教育として模擬裁判などを行うことが紹介されました。その後PTAの活動に対する功労者表彰、続いて大会宣言文の発表が行われ最後に、次期開催県である栃木県高等学校PTA連合会会長からの挨拶が行われました。

【写真】第2分科会 所沢高校 眼龍PTA会長
第2分科会 所沢高校 眼龍PTA会長
記念講演では、脚本家の山田太一氏による「出会った人々を糸口に」という演題で、氏の人生における出会った人々の思い出を、ご両親との日常の小さな出来事から始まり、小学校時代に教わったとても偉い先生であった牧野富太郎博士の誰に対しても分け隔てのない教え方、今では、想像できない理由で中学校時代にみんなに尊敬された特攻隊帰りの先生や高校時代の友人との苦い思い出、助監督時代の話では俳優の鶴田浩二さんや笠智衆さんの人柄を表すエピソードなどのお話があり、日常の事柄から色々な感情を感じ取ることができるというお話があり、とても有意義な1時間20分を過ごせました。

 9日(金)の分科会では六つのテーマごとに会場が別れ各分科会ごとに提案発表やパネルディスカッションが行われました。私は、第1分科会の「高校教育とPTA」に参加し、千葉県立京葉高等学校、茨城県立緑岡高等学校からの提案発表を聞かせて頂きましたが、それぞれ特色のあるPTA活動に感心しました。

 また、今年は横浜中華街において事務局のご努力により埼玉県参加者の「情報交換・懇親会」が開催され約300名もの参加で盛大に盛り上がりました。

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