特色ある学校づくり

自己をきたえる 個性をみがく 高い志をはぐくむ
川口総合高校 校長 金子 保夫

一 本校の概要

 本校は埼玉県川口実科高等女学校を母体とする伝統校で、市立川口女子高校を経て、平成九年より共学の単位制総合学科に転換しました。現在、生徒定員八百四十名、二十一学級を二十五学級編制とする少人数学級編制を行っています。二年次からは進路実現を目指し、人文・理数・生活福祉・情報ビジネス・芸術映像の各系列に分かれて普通科目と専門科目を学びます。また、平成十九年度より、各学年一学級を「特進クラス」とし、国語・数学・外国語の授業を各一単位増やすとともに長期休業中に勉強合宿を実施するなど、生徒・保護者のニーズに応じた取組を行っています。

二 本校の教育活動

【写真】授業の様子
【写真】部活動の様子

 本校の教育活動の根幹は、一年次に履修する「産業社会と人間」と「総合的な学習の時間」です。本校は、両科目の連携を図り、三年間を見とおしたキャリア教育を実践し、生徒の進路意識を高める取組を行っています。なお、「産業社会と人間」の授業の成果をNHKと連携して、冊子「NHK番組活用授業『生きていくこと働くこと』あしたをつかめ〜平成若者仕事図鑑」として発表しました。本校は、現在、進学型総合学科を目指し、授業改善を図るとともに、高い志を育み、実力を身に付けさせるため、次の取組を行っています。

(一)少人数授業等

 生徒の興味や関心を引き出すため多様な科目を開講しています。四百を超える講座数、一講座を平均二十六名で授業を行っています。また、数学・英語の授業では、学習理解の状況に応じたきめ細かなレベル別の習熟度別学習指導を展開しています。

(二)部活動

 今年度、卓球部(男)、陸上競技部(男)、ソフトテニス部(男女)、柔道部(女)が沖縄県で開催されたインターハイに出場しました。また、書道部も宮崎県で開催された全国高校総合文化祭に出展するなど、運動部・文化部ともたいへん活発です。

(三)特色ある修学旅行

 本校の修学旅行先は自然豊かな和歌山県です。本校では、「エコロジー」・「コミュニケーション」・「体験」を修学旅行のキーワードとし、時間をかけた丁寧な事前学習を行っています。民泊体験や地域の方々との交流は生徒の心に響きます。

三 本校のPTA活動

 生徒へのバックアップと学校との連携を合言葉に、年間四回の常任理事会、理事会を開催しています。この他に、次の活動を行っています。

(一)安全通学指導
(二)PTAバザー
(三)文化祭参加
(四)クリーン活動
(五)PTA進路講演会
(六)広報誌年三回発行

 なお、来年度新たな取り組みとしてPTA大学訪問を実施する予定です。

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