第57回関東地区高等学校PTA連合会大会 栃木大会報告

鴻巣高等学校PTA会長 武田博美

第57回関東地区高等学校PTA連合会大会 栃木大会の様子

 関東でも観光地として名高い名所を持つ栃木県で第五十七回関東地区高等学校PTA連合会大会栃木大会が七月八日(金)、九日(土)の二日にかけて、宇都宮市マロニエプラザ、日光市鬼怒川温泉で開催されました。

 晴天というより猛暑のこの日、三千人を超える参加者で、すでに会場も熱気につつまれており、空調も追いつけないようでした。

 メインテーマとして、「子どもたちの輝く未来は大人の行動から 〜親として・PTAとしてできること〜」。これから迎える子どもたちの未来、将来は、大人・親の言動行動が大きな意味を持つ大事な役割があるとの力強いテーマです。

 そして、記念講演。作家・東京家政大学特任教授である落合恵子さんを講師に迎え、「十代の感受性・子どもと大人、同時代を生きる」の演題で記念講演がありました。穏やかで優しい口調の中に力強くたくましさを感じたのは、お母様を七年間在宅で介護されて、御自分の生活も大事にしながら愛する家族を強い信念のもと見守られたところに共感しました。そして同時代を生きる高齢者の方が「生きててよかった」、子どもたちが「生まれてきてよかった」。この接点があるとともに、このように思えるような世の中が理想であるとの言葉や、また子どもの本の専門店「クレヨンハウス」での親子の強い絆など感動を覚えるお話で、いつまでも聞いていたいと思わずにいられないほど貴重なお話をいただくことができました。

第57回関東地区高等学校PTA連合会大会 栃木大会の様子
第3分科会 市立県陽高校発表

 翌九日には、会場も分かれ、それぞれの六つのテーマ毎の分科会がありました。

 私は、第二分科会「進路指導とPTA」に参加して、千葉県立船橋高等学校、茨城県立牛久高等学校からの提案発表を聞かせていただきました。

 特色のある活動の発表に参考になることも多く、両高校PTA会長さんの話術も楽しいものでした。

 また、第三分科会「生活指導とPTA」では、本県から川口市立県陽高等学校の提案発表がなされ、大変素晴らしい内容と論理的で説得力のあるお話で、参加者からも大好評でした。

 二日間とも有意義な時間を過ごすことができました。

結びに、「栃木に行ってよかった」、「大会に来てよかった」。栃木県高等学校PTA連合会の皆様大変お疲れ様でした。

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