ちょっとおじゃま!

単P紹介

県立浦和高校 PTA会長 遠山信彦


広報誌編集の様子

 今年で百二十年目を迎える本校は、「尚文昌武」という長年引き継がれてきた理念の下、「知・徳・体」とバランスのとれた社会に有意な人材育成を使命として、教養主義を貫き、高度な全人教育を実践しています。

 本校のPTAは本部と総務・広報・文化教養・体育・厚生の5部からなり、約3割の保護者が各部へ自由意志で参加し、積極的な活動を行っています。

 主な年間の活動内容は、年2回の常任委員会、全体委員会、各高P連大会参加、保護者対象講演会、PTAハイキング、強歩大会手伝い・卒業祝賀会、広報紙発行などで、以下、各部の活動を順にご紹介します。

 総務部は全体委員会と卒業祝賀会の企画・運営、百二十周年記念式典協力、高P連講演会・研修等への参加の他、クラスと学校、各部と本部などそれぞれ違う立場の人を結びつける役割も担っています。

 広報部では年2回、広報誌を発行しています。紙面構成、原稿依頼、情報収集及び印刷会社との打ち合わせ、校正、配布作業までをこなしています。学校行事では写真撮影、取材などをしています。読みやすく楽しんで頂ける紙面を目指し、チームワークよく活動しています。

 文化教養部は、保護者対象の講演会の企画・運営を行います。講師は、毎年多方面から様々な分野で活躍されている方をお招きしていますが、昨年度は、浦和高校OBで東京大学大学院工学系研究科エネルギー・資源フロンティアセンター教授の加藤泰浩先生、本年度は、前浦和高校校長で埼玉県教育委員会教育長の関根郁夫先生をお迎えし、講演会を開催しました。

 体育部は伝統行事「強歩大会(約50km)」のお手伝いをします。生徒は、7時間以内に浦高から6つの関門を経て茨城県古河市までを走ります。生徒は足を引きずりながらも、お互い声を掛け合い励まし合い、ゴールを目指します。その姿には、毎回熱いものを感じます。子供たちの『限界に挑戦する姿』『成長する姿』を見る事ができ、応援出来る楽しい活動です。

 厚生部はPTAハイキングの企画、運営をしています。昨年は赤城山、今年は秩父美の山・長瀞コースに行きました。コースの誘導はもちろん、往復のバスでのレクリエーションにも力を入れています。

 活動課題として、仕事を持つ会員が多いため、活動時間を工夫して運営していくことが今後はさらに必要になると思います。休日・夜間の活動時間の確保など、会員がより積極的に活動に参加していただけるよう、検討して参りたいと思います。

PTA広報誌紹介

県立栗橋北彩高校 PTA中央委員 阪本かおり


中央委員による編集作業

 本校は、栗橋高校と北川辺高校が統合し、単位制普通科の高校として平成22年4月、開校いたしました。今年で開校6年目の若い学校で、全教職員が力を合わせて生徒の教育に一丸となって取り組んでいます。

 「正々堂々」「希望」「創造」を校訓とし、「規律と活力のある元気な学校」を目標に掲げています。生徒が規律を守って、基礎・基本をしっかり学び、それぞれの目標を実現することで、保護者・地域の期待に応える学校づくりを進めています。生徒数は689名(男子297名女子392名)です。

 本校ではPTA中央委員会と渉外部が連携し、1年に2回PTA便り「久遠」を発行し、保護者や関係者に配布しています。この「久遠」というPTA便りの名称は栗橋高校から引き継いだもので、昨年度末に73号が発行されました。一度途絶えていたものが、昭和60年に栗橋高校10周年の翌年復刊しました。この名前は当時PTAに公募し決定したもので「利根の悠久の流れに学校の未来発展を願い、地域に根ざす学校づくりの熱い思いを受けて考え出されたもの」と伺いました。当時は文化広報部が学期に1回(年3回)発行していましたが、新校になり少し方法を変え現在の形に落ち着いています。

 内容は学校行事やPTA活動等です。具体的には体育祭、文化祭、修学旅行、マラソン大会のほか、理事会役員や教職員の紹介、静御前祭り、PTA進路見学会、一日研修旅行、部活動報告などです。その他、近年の教育事情などもPTA便りに掲載し、皆さんに情報発信します。

 読み易いように文字の周囲には写真のほかにイラストを入れ、その配置にはいろいろと工夫を凝らしています。その点が苦労といえば苦労になりますが、醍醐味はそこにあるとも言えます。活動が形になって残るのもやりがいになっています。

 これからも、「久遠」という名前の由来と伝統を引き継ぎ発行していきたいと思います。

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