日ごろよりPTA活動にご尽力されている皆様に敬意を表し、また深く感謝しております。私たちの組織は、三年周期の「不連続の連続」という特殊な組織です。毎年四月の入学式に新入生の保護者の中から、新役員の選出という楽しくも困難な行事が待っています。PTA組織に対して誤った偏見が多くの保護者の方にあります。予定する人数を、整然かつ速やかに選出できることは極めて難しく、長時間を費やしたり、気まずい雰囲気になってしまう事もあったりします。それでも組織を維持するため、ジャンケンやくじ引き等の方法を選択したという話も聞き及んでいます。ボランティア活動に強制力で参加させる結果になってしまう。そうした手段は避けなければなりません。
あくまでも、勉強や部活に頑張る「子ども達の為に」を目的に、先生方と保護者の協力・協議機関です。強制的に無理を通すのは楽しくもありません。選出された方々が少なかったとしても、出来ることを楽しく遂行し、新しい仲間を気持ちよく迎え入れる方法を選びたいものです。そんな時、表題の「やってあげる」と「やらせてもらう」を思い浮かべて下さい。様々な場面で適用できます。
《トイレ掃除をやらされた》《トイレ掃除をやってあげた》《トイレ掃除をさせてもらった》
また、《食事を作らされた》、《食事を作ってあげた》《食事を作らせてもらった》
等、考え方、気の持ち方で、いやいや行うことも、感謝の気持ちで行う事が出来るのではないでしょうか。そうした考え方がPTA役員選出に適用できれば、多少ながらも積極的な進行で素敵な役員選出に繋がるものと思います。
昨年はアメリカ合衆国の大統領選挙での「チェンジ」、日本では「政権交代」と歴史的な変化が起きました。
教育に対する重要性が再認識され、教育現場への変化はPTA組織の今以上の活性化が求められています。だからこそ、皆で『やらせてもらいましょう』。
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