会員の皆様、一年間お世話になりました。昨年6月の総会でご承認いただいてからあっという間の一年でした。会長就任直後は、はたしてこの重責をうまく担えるかと不安もありましたが、事務局長さんをはじめとした関係の皆様方の暖かいご配慮で、なんとか熊谷会長にバトンをお渡しすることができて今は安堵しております。この間の大きな出来事は、文科省の委託事業である命のシンポジウムを埼玉県で無事開催できたことと、年度の終わり際に東日本大震災という未曾有の災害が起き、被災地の皆様をご支援するための義援金の呼びかけをしたことがあげられます。その際には、多数の会員の皆様にあたたかいご協力をいただきましたことを、この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。
さて、会長職にある間に、関東地区ならびに全国でPTA活動に対する熱い思いを持って活動される多くの方々と知り合いになることができました。おかげさまで、自分自身もPTA活動にたいして非常に理解を深めることができ、子どもと同様に成長することができたと思います。また、今後のPTA活動全体に影響を及ぼす課題があることもわかりました。教育関係予算の削減から、全国高P連が実施してきた活動の予算が減少しつつあり、このままでは、高校生の今を知るためのアンケート調査や、薬物乱用防止キャンペーンのためのパンフレットの作成、配布などができなくなる恐れがでてきました。今後の展開については、全国高P連の新しい役員さん方や、事務局の方々にゆだねられることになりますが、大きな課題だと感じました。
埼玉高P連につきましては、今から2年後の2013年に第59回関東地区高等学校PTA連合会大会を埼玉県で開催することが決まっています。また、同じ年に創立五十周年を迎えます。どちらとも大きな行事であり、埼玉大会については今年度から熊谷会長の下で準備に入っていますが、会員の皆様にも是非ともご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。結びになりますが、埼玉県高等学校PTA連合会の益々のご発展と会員の皆様方の益々のご健勝を祈念いたしまして退任のご挨拶とさせていただきます。一年間ありがとうございました。
![]() |
![]() |
![]() |