山田 明美 会長挨拶
(上尾橘高等学校PTA会長)

【写真】山田 明美氏 昨年に続き平成21年度も、高P連の会長を仰せつかりました。何もわからないまま無我夢中で会長の責務を果たしてまいりましたが、この一年間さまざまな皆様方のご支援、ご指導でここまで来られたことに深く感謝する次第です。私は埼高P連の会長として全高P連や関東高P連の大会や会議に出席させていただき、他県等のPTA運営を聞くにつれ、埼玉県の高P連組織の力強さを感じました。

 平成二十一年度はまさに激動の年でした。リーマンショックに端を発した金融危機は、国内外に経済不安や子ども達の雇用にも大きな傷跡を残しています。そして新型インフルエンザが猛威をふるい、各学校はその対応に大わらわではないでしょうか。このような状況をふまえ、私達のPTA活動にも大きな影響を与えてきました。関東大会や、全国大会には多くの人たちのマスク姿が見られました。会場入り口には手洗い洗浄液が置かれ、埼玉団も活きた危機管理を目にしました。

 参加者の皆様方にお礼と労をねぎらいたいと思います。「本当にご苦労様でした」。

 さてPTA活動は、子ども達の安心・安全を守ること、また、会員相互の親睦を深めると共に、自己の研鑽に勤め、保護者として資質の向上を図ることにあります。このような活動に参加できるのも、ゆるぎない家庭の後押しがあってのことだと思います。

 しかしながら現在の厳しい経済的不安の中で家庭を支える保護者の皆様方のご苦労が目に見えるようです。

 このような過酷な状況下にでも対応できる柔軟なPTA活動を模索していく必要がありそうですね。

 国の仕訳作業は教育も聖域でないと言明しています。このような危機的状況のなかPTA活動を維持し更に発展させるのは困難ではありますが知恵を出し合い、子ども達の明日を信じ、頑張っていきたいと思います。会員の皆様方のご理解ご協力を重ねてお願いします。

 現在大きな高P連の宿題として関東大会があります。迫りくる関東大会を平成二十五年埼玉県で開催しなければなりません。埼玉県のPTA活動の勢いを示す意味でも、成功させなければならないと思います。

 その為に埼玉県高P連として内容のある研修成果ならびに全県あげてのチームワークが問われます。平成二十三年度には準備委員会が設立されるでしょう。全国大会埼玉大会を経験した埼玉県、関東大会ではどのようなシナリオができるのか、期待されるところです。いずれにしましても、気が重いことではありますが、不況を吹き飛ばすエネルギーが結集出来れば凄いことだと思います。まだ見えない次代のPTA役員様に期待したいところです。会員みなさま方のご健勝・ご活躍を祈ります。

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