輝く高校生

両親の背中を追いかけて
飯能南高等学校 二年 竹原 聡子

【写真】新潟国体にて
新潟国体にて

 今年度私は、埼玉県の代表として第六十四回国民体育大会、カヌーワイルドウォータースプリント競技に出場しました。この競技は、カヌーで激流の中を下り、ゴールまでのタイムを競うスポーツです。

 カヌー競技の世界に私が足を踏み入れたのは、小学校四年生の頃でした。

 父が毎週のように練習で川に行く姿を見ているうちに、私も父のように川を楽しみたいと思い始めたのです。今では、自分にとってカヌーは欠くことの出来ない存在となっています。小・中学校とスラロームを続けていたのですが高校入学と同時にスプリントとウオータースプリントの二種目にも挑戦し始めました。

 一年の春に、初めてウオータースプリントの大会に出場しましたが、出場枠獲得にはなりませんでした。その悔しさをバネに練習を重ね、今年度念願が叶い、出場枠を獲得することができました。

 本大会への出場が決まり、そこで、母の第四十四回北海道国体優勝という記録の凄さを改めて実感しました。少しでも母の記録に追い付きたいという思いで、本大会までの四ヶ月間、母の他にも、多くの方々に練習を見て頂き、新潟の本大会に臨みました。

 総合会場の新潟県三条市カヌー特設コースは、落差が激しく、練習から艇を川底にぶつけて破損したりして、コース選びに苦労しました。試合当日も、たくさんの選手が岩に艇をぶつけるなどのハプニングがありましたが、私はコーチを頼りにコースを通り、初出場で六位に入賞することが出来ました。母も初出場の時に六位入賞し、二年後に優勝しているので、私もその記録を目標にカヌーを続けていきたいと思います。

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