岩槻商業高校のPTA・後援会の取り組みを紹介させて頂きます。この取り組みをするきっかけとなったのが、20年度の高P連関東大会での桐生高校の発表でした。桐生高校では生徒、職員、PTAが一体となって、全校規模で環境問題について取り組まれており、大変感銘を受けました。本校でも何か出来ないだろうかと、早速、佐藤前会長さん、向佐副会長さんらと検討を開始しました。桐生高校のような大規模なことはできなくとも、生徒の心に少しでもボランティアの心が芽生えるように、また自分から他人へ、自国から他国へというように、誰かのために生きる心が育ってくれたらと思い、ペットボトルキャップを回収することに決定しました。キャップ280個でBCGワクチン一人分、800個でポリオワクチンが一人分買えることから、発展途上国の多くの子どもたちに予防接種を受けさせることが出来ます。
また400個で3.15gのCO2の排出削減にもなります。この取り組みを「ちょボラ岩商」と名前を付け、文化祭で行うことにしました。
理事会で承認を受け、学校や生徒会の皆さんと打ち合わせをし、保護者には文書で協力の依頼を行いました。生徒会の生徒の皆さんも、文化祭のテーマを「ECOとしよう岩商祭」としてエコ活動に取り組むことになり、学校、生徒、保護者が一体となって環境問題について考える機会となりました。文化祭当日は、生徒たちや来場者も積極的に協力してくれて、こちらで用意した回収箱が一杯になるほど集まりました。各クラスで回収して集まったもの、文化祭で回収したもの、更にPTA役員の友人の方々にも協力して頂き、回収したものを合計すると9,982個回収することが出来、大成功に終わりました。回収したキャップはあらかじめ協力を依頼してあった地元の岩槻ロータリークラブの会長さんにお渡ししました。
この活動を通してPTA・後援会活動が更に充実したものとなり、まとまりも出来たと感じました。普段生徒達と関わることが少ない中で、この取り組みは生徒達とのつながりも出来たと思います。
PTA・後援会活動が充実したものになるよう、会員の皆さんと協力しながら今後も頑張っていきたいと思っております。