越ヶ谷高校は、大正十五年、越ヶ谷町立越ヶ谷実践女学校として開校し、埼玉県立越ヶ谷高等女学校、越ヶ谷女子高等学校を経て、昭和二十四年に埼玉県立越ヶ谷高等学校と改称、創立八十六年の歴史ある学校です。単位制・六五分授業・二学期制で、全二十五学級、千名の生徒が学んでいます。
本校のPTA組織は学年制を採用しています。各クラス五名の評議員を選出し、学年部・教養部・進路部・生活部広報部の各部門を担当します。任期は一年ですが、ほとんどの評議員が三年間継続して活動しています。本部役員、学校教職員を合わせて、評議員総数一三八名に及ぶ組織です。五月のPTA総会には百名以上の会員が出席、委任状回収率も高く、九割以上の会員がPTA活動に関心を持って参加しています。
越ヶ谷高校PTAの活動方針は、
二十三年度は、この三つを目標にしました。
保護者の参加機会の拡充。高校では、保護者が学校に来ることが、小・中学校に比べて大変少なくなります。できるだけ学校へ足を運び、学校の様子を知ってもらうのがその目的です。その方法として実践しているのが、生徒指導強化週間にあわせて行っている「あいさつ運動」です。登校時間に、保護者数名が正門で生徒に声をかけます。思春期の子供たちですから、恥ずかしかったり、機嫌が悪かったりすることもあるでしょう。ですが、あいさつが大切なことは、大人が示さなければわかってもらえません。朝の貴重な時間ですが、参加してくださる保護者の方にはとても感謝しています。このあいさつ運動を企画しているのは、生活部です。生活部は、今年度から体育祭の保護者受付と警備も受け持つことになりました。保護者の見学が多い本校の体育祭では、受付や警備も大仕事です。生徒の安全確保のために、学校との連携がうまくできた一例です。
学年部は、学食試食会や懇談会、教養部は校外研修旅行、進路部は、大学見学会と進路講演会をそれぞれ企画・運営し、どの行事も毎回たくさんの保護者が参加しています。そして広報部は、それらの様子を『越ヶ谷高校PTAだより』で写真を豊富に使って紹介しています。どの部も、保護者と学校を結ぶ大事な役割を果たしています。
卒*1啄同時。これは本校の学校だよりのタイトルです。学校と保護者が、タイミング良く呼応しあい、生徒をいっしょに励まし育てる。そんなPTAでありたいと思います。
卒*1啄同時の詳しい意味は、本校のホームページ・学校だよりコーナーでご覧下さい。 http://www.koshigaya-h.spec.ed.jp/
*1 「卒」は正しくは口へんに「卒」