単P紹介

「所北 PRIDE Program! with PTA」
所沢北高校PTA会長 大川 清

【写真】文化祭展示参加風景
文化祭展示参加風景

 所沢北高校は、昭和四十九年に地域県民の大きな期待を担って緑豊かなこの地に創設された全日制・普通科の共学校です。今年度で創立三十七年目を迎え、全二十七学級千九十九名の生徒が学んでいます。現在まであわせて一万三千四百二十六名の卒業生を送り出しています。

 部活動の加入率が約九十四%を超えていながらも、進学実績を着実に伸ばし躍進している西部地区の公立高校として注目されています。本校は「叡智育成・自主自律」の教育理念のもとに明確なグランドデザインが描かれており、教室や校内に「所北 PRIDE Program」のロゴが貼られています。生徒はもちろんですが、指導者である教師にも「誇り」をもって取り組んでもらうための合言葉になっています。そして私たちPTAや後援会も気持ちを一つにして「PRIDE=所北魂」を胸に秘め、サポートしています。

 本校のPTA組織は学年から各クラス五名の理事が選出されますので、各学年九クラスとして百三十五名、さらに本部役員、学校顧問が加わり総勢百六十名を超える組織となります。理事は基本的に「総務」、「文教」、「広報」、「進路」の四つの委員会のいずれかに属して活動を行います。総務委員会は理事会や総会、入学式などの式典に関する取り仕切りを行う、まさしく縁の下の力持ち的な活動です。文教委員会は秋季に開催される文化祭や研修旅行の企画を担当しています。今年度の北高祭(文化祭)への来場者は二日間で三千五百五十四名と多くの方に来場頂きました。

【写真】軽井沢メルシャン美術館にて
H22.10.16 軽井沢メルシャン美術館にて

今年度のPTA研修旅行は、八十三名の保護者と五名の職員が参加し、紅葉が始まりかけた秋の軽井沢で研修を通じ親睦を深めました。メルシャン美術館では、ウィスキー蒸留所の見学のほか、特別展示の「小さなルーブル美術館」展を鑑賞し、芸術の香を満喫しました。広報委員会は本校の機関紙「飛翔」の編集・発行を主な活動としています。六月に行われる体育祭は九つのブロックに分かれた対抗競技があり、熱いパフォーマンスが繰り広げられます。その躍動感を余すことなく紙面に表現してくれています。進路委員会では一学年の頃から保護者の方にも多様化した進学進路について学んで頂きたいということから「進路を考えるつどい」を一年生の保護者を対象として九月下旬に開催しています。午前の部百五名(組)、午後の部百六名(組)の学年の約六割に当たる保護者が参加し、学校からの説明や個別相談を通じ、進路指導について理解を深めました。十月にはPTA大学見学会が行われます。今年度は保護者八十八名が参加し、成蹊大学と東京学芸大学の二つのキャンパスを訪問して、現在の大学の姿などを学びました。以上のような委員会活動以外に、年二回開催される「所北を考える会」という学校の評価会議があります。生徒の代表者からの提案を本校の外部評議委員の方々をお招きし、生徒と保護者と校長先生を始めとする本校教諭が一堂に会して身近な問題を語り合います。大変有意義ですが、時間が限られることが残念でなりません。今後も北高のPRIDEのために多くの話題を全員で語り合いたいと思います。

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