平成21年度総会 研究協議会 報告
(参加人数 515名)

 平成21年度、埼高P連定期総会が6月17日(水)埼玉会館大ホールにおいて開催されました。今年度は総会後の研究協議会が再開され、時間の進行が危惧されたが、参加者皆様方のご協力により、予定された総会議事はすべて承認され、新しい年度に向けて順調にスタートしました。(会長挨拶へ

【写真】平成21年度 定期総会・研究協議会の様子  平成21年度総会が6月17日(水)埼玉会館大ホールで午後1時から行われました。田中清文21年度副会長の司会で始まり、来賓として県教育委員会県立学校部長 藤井春彦様、県高等学校安全互助会会長 會田皓章様、県高等学校長協会会長 細田幸一様、県市町村支援部家庭地域連携課社会教育主事 横田茂男様、県総合教育センター社会教育主事 相澤輝久様を迎えました。平成20年度事業報告、会計報告、平成21年度事業計画、予算案など山田会長の議長のもと、参加者の温かいご協力を得てすべての議事を無事終了することができました。感謝申し上げる次第です。次にご来賓のご挨拶を紹介いたします。 (要約)

県立学校部長 藤井 春彦様

 昨年夏のインターハイにおいて県内外の参加者が史上最多の27万人となりました。

 生徒、一人一役活動が原動力になりました。愛称「絆活動」として 真心でお迎えした大会でした。埼玉県の高校生の総合力を県内外にアピール出来た大会だと思います。

 PTAの皆様方には大変お世話になりました。心より感謝いたします。次に県教育委員会では教育振興基本計画となる「生きる力と絆の埼玉教育プラン」を策定しました。

 これに基づき今後5年間取り組みます。さて具体的な県教育委員会の取り組みについて紹介いたします。

(1) 親の学習

 子育て中の親を対象とした、「親が親として育ち、力をつけるための学習」と、中・高校生の親を対象にした「親になるための学習」があります。

 埼玉県が独自に開発したプログラムに基づき、ロールプレイングや模擬体験を取り入れるなど参加型の学習として推進しています。昨年度高P連役員等研修会でも4地区で600名を超える方々に受講して頂きました。現在親の学習の指導者は県内に300人ほどおります。PTA活動等に活用していただければ幸いです。

(2) 子ども人権フォーラム

 ネットに関わる問題は益々深刻化しています。児童生徒のネットいじめ等のトラブルを防止するため子ども人権フォーラムを10月の28日に開催いたします。県内の児童生徒や親を参加対象に考えています。

 以上2点のお話でした。

県高等学校安全互助会 會田 皓章様

 近年PTA活動も曲がり角にきていると思います。小中学校ではPTAそのものが検討されています。しかしながら大人が義務を果たさず主張ばかりをすることが多い今、PTA活動がなくなればどうなるのかな、と思う次第です。

 生徒のため親の勉強のため是非目標を定めて前進していただきたい。一人の力は弱いがすべての人の力を結集すれば新しい制度共済が出来、国をも動かす力が生まれることを安全互助会の会長として希望します。皆さんの力を結集し、高P連活動を前進させていただければと期待しております。

県高等学校長協会会長 細田 幸一様

【写真】家庭教育委員会発表
家庭教育委員会発表
【写真】研究協議会の議長・発表者
研究協議会の議長・発表者

 将来を担う大事な子どもたちを守り育てる義務と責任が我々にはあります。校長協会としても高P連と緊密に協力して一層安全安心の教育を推進していく所存です。時代は激しく動いています。最も大事なことは時代の変化に翻弄されることなく上手に対応していくことです。このことに関連した新聞記事を紹介したいと思います。人間国宝輪島塗作家 前大峰さんの言葉です。

 「伝統は守ってばかりではいけません。音楽でも土台となる重層低音にハーモニーやメロディーが織り込まれ、時代の感性が表現される。同じことの繰り返しではダメなんです」このように時代を見据えた識見が必要になるということです。このようにPTA活動も時代とともに変遷していくのだと思います。

 以上3名のご来賓のご挨拶を頂きました。

 挨拶の後、平成20年度事業報告、決算報告等が承認され、役員改選が行われました。山田会長が平成21度も続投ということで承認の拍手を頂きました。平成21年度議案も無事承認されました。

 感謝状・表彰状贈呈も行われ、事務局からも厚く御礼申し上げます。平成21年度総会は参加者のご協力により予定時間前に終了しました。皆様方に感謝申し上げる次第です。

研究協議会

 専門委員会活動発表が総会後行われ、高校教育とPTAは、いずみ高校の前PTA会長、山田裕之様、家庭教育は飯能南高校の前PTA会長、山崎貞次様がそれぞれ発表を行いました。いずみ高校の発表はPTAの活動を紹介し、挨拶の励行や広大な校内を紹介するいずみツアーなど、ユニークな発表がありました。また、飯能南高校はPTA活動の年間計画をきめ細かく整理し飯能南高校の目指す教育をPTAと共に手を携えて前進することだと話されました。

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